たき火が枯草に燃えうつり、両手で消そうとして受傷、当日受診されました。一部四度熱傷(炭化)しています。ワセリン塗布、ディスポーザブル手袋着用、鎮痛剤を処方しました。抗生剤処方なし。

    5日目 痛みあり。壊死した皮膚を一部切除、ワセリンとディスポ手袋を装着。

    9日目。痛みはだいぶよくなっています。処置は同様。

    18日目、処置は同様。指先の壊死があきらかです。

    25日目、痛みはだいぶ改善したので 炊事用手袋をして家事を再開されていました。赤い部分は再生した肉芽(にくげ)です。処置はワセリンとディスポ手袋着用のみ。鎮痛剤内服中。

    処置は同様。

    33日目、爪が生えてきて肉芽(にくげ)が盛り上がってきました。処置はワセリンと手袋着用のみ。鎮痛剤はまだ内服中。

    処置は同様。

    49日目

    62日目 ヤケドから再生した肉芽の上に皮膚が覆ってきました。

    136日目 治癒しました。通院期間中の治療はワセリンを塗って手袋装着を自宅でしてもらいました。鎮痛剤は2か月間内服が必要でした。抗生剤は不要でした。もともとの、年齢による指の曲がり(変形性関節症)はありますが後遺症は全く残っていません。時間はかかりましたが入院や特殊な薬を使うことなく9回目の通院で治癒確認しました。